節分の日が2月3日ではなく2月2日にずれてしまう年がある理由とは?グレゴリオ暦における閏年の入れ方に基づく説明

豆まきが行われることなで有名な節分の日、より正確に言えば、暦の上での春の訪れを意味する立春の前日にあたる春の節分は、

現代の暦の日付においては、通常の場合は23に位置づけられることが多いと考えられることになるのですが、その一方で、こうした春の節分は、

2021年以降は2月3日ではなく22に位置づけられていく年も多くなっていくことになると考えられることになります。

それでは、このように、節分の日23日ではなく22日になってしまう年がある理由としては、具体的にどのような理由が挙げられることになると考えられることになるのでしょうか?

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グレゴリオ暦における閏年の入れ方と一年における節分の日の位置

そもそも、

こうした節分と呼ばれる日は、一年における太陽の運行周期のあり方を基準とした二十四節気と呼ばれる日本や中国古来暦の区分のあり方に基づいて、その年における節分日の位置が定められていくことになるのですが、

こうした二十四節気における暦の区分に基づく節分の日が年によって23日ではなく22日へと手前にずれていってしまうことがある理由としては、

現代の暦における閏年(うるうどし)の入れ方といった点に、そうした節分の日のずれ方の根本的な原因を求めていくことができると考えられることになります。

そうすると、まず、

現代の日本を含む世界の大部分の国々において日常的に使用されている太陽暦に基づく暦のあり方であるグレゴリオ暦を含む一般的な太陽暦においては、通常の年すなわち平年における一年の長さは365とされているのに対して、

地球からの観測において、太陽が天球上における年周軌道である黄道上を一周して春分点といったもとの地点にまで戻ってくるまでにかかる実際の時間にあたる太陽年は、365.242189 とされることになるため、

そうした太陽暦における一年の周期と、太陽年と呼ばれる一年における太陽の実際の運行周期との間に生じる時間のずれを修正するために、

一般的な太陽暦においては、ほぼ4年に1回の間隔で、暦のうちに付加的な一日を付け加えることによってその年の一年の長さを366とする閏年と呼ばれる年が設けられることになります。

そして、グレゴリオ暦においては、

そうした太陽暦における一年の周期太陽年との間のずれをさらに小さくするために、より正確には

西暦年数が4で割り切れる年を閏年としたうえで、100で割り切れる年は平年に戻し、そこからさらに再び400で割り切れる年は閏年とすることによって、400年の間に97回の閏年が入れられていくことになると考えられることになります。

具体的には、例えば、

西暦2001年から2400年までの400年間について考えてみると、基本的には4で割り切れる年は閏年となるので、

2004年、2008年、2012年、2016年、2020年、2024年、2028年、2032年、というように、オリンピックが開催される年は、2月の日数が1日増えることによって一年が366となる閏年になると考えられることになるのですが、

その一方で、

前述したように、100で割り切れる年は平年に戻されることになり、さらにそのなかでも400で割り切れる年は再び閏年とされることになるため、

具体的には、オリンピックが開催される年のなかでも、210022002300平年となるのに対して、最後の2400閏年となると考えられることになるのです。

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節分の日が2月3日から2月2日へと前倒しされていくことになる理由

そして、それに対して、

一年における太陽の運行周期のあり方を基準とした暦の区分のあり方である二十四節気における節分の日の一年のなかでの位置は常に一定であるため

こうしたグレゴリオ暦における閏年の入り方に応じて、実際の暦の上での節分の日の日付は少しずつ前後にずれていってしまうケースがあると考えられることになります。

具体的には、

閏年が入れられる基本的な周期にあたる4年を1として考えた場合、閏年が入れられる周期と太陽年との間に生じていく時間のずれによって、年が進んで行くにつれて節分の日徐々に前倒しになっていくことになると考えられることになるのですが、

210022002300といった例外的に閏年が平年に戻されることになる年の翌年には、節分の日一日後ろに遅れてそれまで前倒しになった分が帳消しにされることになると考えられることになります。

そして、

こうした400年を一つの周期としたグレゴリオ暦における閏年の入り方の影響を受けていくことによって、

1985から2020までの36年間については、節分の日はずっと23に固定されたままになっていたものの、

その後は、2021年を一つの区切りとして、

2021から2057までの37年間については、いまだ4年のうちの3年間については節分の日23日のままの状態でとどまることになるものの、

閏年の翌年にあたる2021202520292033203720412045204920532057といった年については節分の日22にずれてしまうことになると考えられることになります。

そして、その後はさらに、

例外的に閏年が平年へと戻されることになる2100へと至るまで、節分の日が少しずつ前倒しになっていく傾向がそのまま持続していくことによって、

節分の日23日ではなく22へと前にずれ込んでいってしまう年が増えていくことになると考えられることになるのです。

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