年越しそばの医学的効用って?ダイエットにも有効?年越しそば考②

前回の、年越しそばの由来、いつ食べるのか、ゆでる分量は?(年越しそば考①)の話の続きです。
今回は、年越しそばの、食品としての科学的・医学的効用についてまとめてみたいと思います。

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年越しそばの科学的および医学的効用は?

まず、年越しそばの「そば」には、
疲労回復や精神安定に効果のあるビタミンB1や、
活性酸素を除去し老化を防止するビタミンEなど、
体にいいビタミン・ミネラル類が豊富に含まれています。

次に、「そば」に比較的固有な栄養素として、
ポリフェノールの一種の「ルチン」が挙げられます。

ポリフェノールといえば、
ワインや紅茶に含まれるタンニン、緑茶のカテキン、大豆のイソフラボンなどが有名ですが、
「そば」のルチンにも、これらのポリフェノールと同じく、
活性酸素を除去する抗酸化作用があり、細胞の老化を防止してくれます。

さらに、ルチンには、炎症を抑える働きや、
毛細血管を強くする作用もあり、
血圧を下げて高血圧を予防する効果もある、という研究データもあります。

年越しそばはなぜダイエットにも有効なの?

また、年越しそばの「そば」は、
低GI食品の、炭水化物部門における代表格のような食品で、
ダイエットにはとても有効な食品と考えられます。

低GI食品とは、
食後のインシュリン分泌による血糖値の上昇を抑える効果の高い食品のことで、
低インシュリンダイエットを行うときなどによく使われる言葉です。

低インシュリンダイエットでは、
高GI食品に替えて、低GI食品(GI値60以下が目安)を摂ることによって、
食後のインシュリン分泌を抑制して、血糖値を低く保ち、
インシュリンによる脂肪の合成を防ぐことで、脂肪燃焼効果を図ります。

ちなみに、食パンのGI値が90くらい、
通常の白米のGI値が85くらい、であるのに対して、
そばのGI値は55くらいにまで下がります。

意識してダイエットをおこなう、という場合でなくても、
インシュリンの分泌を抑えることで膵臓の負荷を軽くし、
血管内の中性脂肪の増加も抑制できるので、
糖尿病や高脂血症といった生活習慣病の予防にもつながり、
健康面から見ても大いに効果があるといえます。

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年越しそばには9種類の必須アミノ酸が含まれているの?

さらに、年越しそばの「そば」には、
リジン・ロイシン・イソロイシン…といった、
9種類の必須アミノ酸のすべてが、バランスよく含まれています。

アミノ酸はタンパク質を合成するための材料ですが、
必須アミノ酸は体内では合成することが出来ないので、
筋肉や肌、髪などを中心に、全身の細胞を作るために、
摂取することが必須の材料となっています。

つまり、必須アミノ酸がバランスよく含まれているということは、
例えば、ダイエット中などで総カロリー量が不足している場合でも、
食事にそうした食品を割合として多く取り入れることで、
細胞をつくるのに必要な材料だけはきちんと補充できるということになります。

すべての必須アミノ酸がバランスよく含まれている食品である「そば」を食べることは、
筋肉量の低下や、肌質や髪質の劣化を防ぎながら、
健康的にダイエットを進めていくのにも、非常に役立つということです。

次回「年越しそば考③」は?

次回「年越しそば考③」は、
年越しそばが役に立つ、健康的なダイエットについて、考えていく予定です。
乞う、ご期待!

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