オリンピックの五色と五大陸の組み合わせの絶対に忘れない覚え方とは?
前回の記事で書いたように、オリンピックのシンボルにおける青・黄・黒・緑・赤の五つの輪と、ヨーロッパ・アジア・アメリカ・アフリカ・オセアニアという五大陸との最も一般的な組み合わせのあり方としては、
青=ヨーロッパ、黄=アジア、黒=アフリカ、緑=オセアニア、赤=アメリカという色と大陸の組み合わせが用いられているケースが多いと考えられることになるのですが、
今回の記事では、改めて、
そうしたオリンピックの五色と五大陸の組み合わせの最も覚えやすい関連づけの仕方、もっと言えば、絶対に忘れない覚え方について考えていってみたいと思います。
黄砂の黄色と暗黒大陸とアメリカ・インディアンの赤い肌
そうすると、まず、詳しくは前回の記事のなかで考察してきたように、
こうしたオリンピックの五色と五大陸の組み合わせのうち、黄=アジア、黒=アフリカ、赤=アメリカという三つの組み合わせのあり方については、
黒人や黄色人種といった伝統的な人種の区分のあり方と関連づけて覚えておくのが最も分かりやすい覚え方となると考えられることになります。
つまり、
アジア大陸には黄色人種が多いので黄色、アフリカ大陸には黒人が多いので黒、そしてアメリカ大陸の先住民にあたるかつてはインディアンとも呼ばれていたネイティブ・アメリカンにあたる人々は赤色人種とも呼ばれているので赤といったイメージで覚えておくのが、最も忘れにくい覚え方となると考えられることになるのです。
また、その他にも、
アジア大陸については春を中心に東アジアなどの広範囲に飛散していくことになる黄砂における黄色い砂の色イメージ、
アフリカ大陸については、かつてこの大陸がヨーロッパ人から見て未知の大陸であることから用いられていた暗黒大陸という言葉のイメージ、
アメリカ大陸については、アメリカ合衆国の国旗においてアメリカの建国時における独立13州のことを象徴する赤い横縞のイメージ、
といった事柄とも互いに関連づけて覚えておくこともできると考えられることになるのです。
ヨーロッパの地中海の青とオーストラリア大陸の草原の緑
そして、それに対して、
青=ヨーロッパという色と大陸の組み合わせのあり方については、
古代オリンピックの発祥地にあたるギリシャの国旗における地中海の青を象徴しているともされる青の横縞のイメージと、
現在のヨーロッパのシンボルとなっているヨーロッパ連合の欧州旗における長方形の青地に円環状に配置された12個の金色の星が並んでいる青を基調とする旗のデザインのイメージと結びつけて覚えていくことができることができると考えられ、
緑=オセアニアという色と大陸の組み合わせのあり方については、
オセアニアの中心となるオーストラリア大陸の多くの部分を占めているステップ気候の草原地帯のことを示す緑のイメージと関連づけて覚えておくのが最も分かりやすい覚え方となると考えられることになるのです。
オリンピックの五色と五大陸の組み合わせの絶対に忘れない覚え方
そして、以上のように、
こうしたオリンピックの五色と五大陸の組み合わせの絶対に忘れない覚え方について、一言でまとめると、
青がヨーロッパを象徴する色となることについては、古代オリンピックの発祥地にあたるギリシャ国旗と、ヨーロッパ連合の欧州旗における青い旗のイメージ、
黄がアジアを象徴する色となることについては、アジア大陸には黄色人種が多いことと、春に飛来してくることになる黄砂における黄色い砂の色のイメージ、
黒がアフリカを象徴する色となることについては、アフリカ大陸には黒人が多いことと、この大陸がかつてヨーロッパ人から見て未知の大陸であったことからその呼び名がつけられることになった暗黒大陸のイメージ、
緑がオセアニアを象徴する色となることについては、オーストラリア大陸の多くの部分を占めているステップ気候の草原地帯における緑のイメージ、
赤がアメリカを象徴する色となることについては、アメリカ大陸の先住民にあたるかつてはインディアンと呼ばれていた人々は赤色人種とも呼ばれることになるので赤のイメージ、
といった形で、
青・黄・黒・緑・赤というオリンピックの五色と、ヨーロッパ・アジア・アメリカ・アフリカ・オセアニアという世界の五大陸との関係のあり方を両者に関連する具体的な事柄に結びつけて覚えておくというのが最も覚えやすくて絶対に忘れない覚え方となると考えられることになるのです。
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次回記事:オリンピックの五色の由来とは?青・黄・黒・緑・赤の五色と背景の白がオリンピックの旗を彩る六つの色に選ばれた理由
前回記事:オリンピックの五色と五大陸の対応関係とは?青がヨーロッパ、黄がアジア、黒がアフリカ、赤がアメリカとなる理由のまとめ
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