お中元はいつ頃の時期に贈るのが適切なのか?最も無難で適切なお中元を贈る時期となぜそう言えるのかの理由

前回の記事で書いたように、日本においては、親戚恩師あるいは仕事の取引先などといったお世話になった人たちに贈り物をするというお中元の習慣で有名な中元と呼ばれる節日は、

明治の改暦によって制定された現代へと通じる暦のあり方に基づく正式な期日としては、現代の日本において用いられている暦のあり方である新暦における715にあたる日として定義されることになると考えられることになるのに対して、

日本国内それぞれの地域においては、こうした新暦における715から、そのちょうど一か月後の月遅れの盆の時期にあたる815

さらには、旧暦の715にあたる新暦の日付では88日から97までの毎年異なる日付となる期日までもが、そうした日本各地におけるお盆と中元の時期として広く認知されていると考えられることになります。

それでは、結局、

こうしたお中元と呼ばれるお盆や中元の時期に贈られる贈り物は、いったいいつ頃の時期に贈るのが、最も適切な贈り方であると考えられることになるのでしょうか?

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地域ごとに贈る時期を使い分けるお中元の贈り方の問題点

そうすると、まず、

こうしたお中元における贈り物のやり取りが、同じお盆や中元の習慣が共有されている特定の地域の内部でだけ行われている場合には、

当然のことながら、それぞれの地域における伝統的な習慣に合わせて、お中元を贈る時期を決めればいいということになりますが、

実際には、

そうした地域ごとの伝統のつながりを越えた離れた地域に住んでいる親戚取引先などに対してもお中元を贈る機会もあると考えられるので、問題となるのは、そうした場合におけるお中元の贈り方であると考えられることになります。

その場合、一つの考え方としては、

例えば、

東京などの都市部を中心とする地域や、東北北陸地方の一部などといった新暦の715を中心とする期間がお盆と中元の時期として位置づけられていることが多い地域では、その時期に合わせてお中元を贈り、

関西地方中国地方九州四国などといった月遅れの盆と呼ばれる新暦の815を中心とする期間がお盆と中元の時期として位置づけられていることが多い地域では、その時期に合わせてお中元を贈るというように、

相手が住んでいる地域の一般的な慣習のあり方に合わせてお中元を贈る時期を使い分けていけばいいとも考えられることになりますが、

その一方で、

このように、相手先となる地域によって、細かく贈り方を変えていこうとする場合には、お中元の贈る時期が分かれてしまうことによって、

すでに贈ったと勘違いしてお中元を贈り忘れてしまう、あるいはその反対に、同じ相手先に二回にわたってお中元を贈ってしまうといったミスやトラブルなどが起こりやすくなるといったリスクも生じていってしまうことになるとも考えられることになります。

また、そもそも、例えば、

同じく九州に住んでいる人の場合でも、もとからその地域に住んでいる地元の人の場合と、その他の地域から引っ越してきた人の場合とでは、大きく状況が変わっていくことになると考えられ、

一般的には、新暦の815ごろの時期が中元の時期とされることが多い九州地方に住んでいる人に贈る場合でも、関東や東北などといった新暦の715ごろの時期が中元の時期とされてきた地域から引っ越してきた人に対して贈る場合には、

その本来の地元である関東や東北地方などにおけるお中元の時期に合わせて、8月15日ではなく7月15日ごろを目安にお中元を贈るというのが、より適切なお中元の贈り方であるとも考えられることになります。

つまり、このように、

贈り先となる個々の相手先の詳細な状況に合わせて、お中元の贈り方を細かく使い分けていくというのは、それを実際に完璧に行い切ることができれば一番親切な贈り方になるとは考えられることにはなるものの、

それは、厳密な意味においては、かなり困難を伴うところがある贈り方であるとも考えられることになるのです。

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7月15日の直前の時期に贈るのが最も無難で適切なお中元の贈り方となる理由

それでは、

いったい具体的にはどのような時期に贈るのが、そうしたお中元の最も無難で適切な贈り方であるのか?ということについてですが、

それについては、結局、

最初に挙げた、新暦における715という明治の改暦によって制定された現代の日本における正式な中元の時期の規定のあり方に基づいて、その日の直前の時期に贈るのが最も無難な贈り方となるという結論に至ることになると考えられることになります。

一般的に、

お中元お歳暮といった贈り物のほかにも、年賀状暑中見舞いなどといったハガキ手紙などについても、

適切な時期とされる期間のなかでは遅めの時期贈るよりは、早めの時期に送る方が相手に対して失礼となる可能性が低いと考えられることになりますが、

こうした715という時期は、冒頭で挙げた日本国内それぞれの地域においてお中元の時期として位置づけられる可能性がある715日から97日までの期間のなかでも、

最も早い時期にあたるお中元の時期として位置づけられることになると考えられることになります。

つまり、そういった意味では、

明治の改暦以降正式な中元の時期の規定のあり方に即した時期であると同時に、適切な時期とされる期間のなかでは、なるべく早めに送った方がよいとされる贈り物や手紙についての一般的な常識のあり方とも合致することになる

715日の直前の時期に贈るというのが、最も無難で適切なお中元の贈り方となると考えられることになるのです。

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次回記事:歳暮の期間はいつからいつまでなのか?日本古来の暦の区分のあり方に基づく歳暮の期間の具体的な時期についての考察

前回記事:中元の期間はいつからいつまでなのか?江戸時代から明治時代へと至るお盆と中元の時期の変遷の歴史と正式な中元の期日の定義

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