E.T.とは何か?英語におけるExtraとTerrestrialの意味と人類の仲間としての友好的な宇宙人のイメージ

E.T.(イーティー)とは、スティーヴン・スピルバーグ監督によって製作された1982年公開のアメリカのSF映画のなかに登場する架空の地球外知的生命体すなわち宇宙人のことを表す言葉として作られた造語であり、

それは、E.T.という同作品の映画のタイトル名としてもそのまま用いられることになった言葉ということになるですが、

それでは、こうした映画の中に登場する地球外生命体や宇宙人のことを指して、spaceman(スペースマン)alien(エイリアン)といったより一般的な表現ではなく、E.T.という新しい概念が用いられることになったのには、具体的にどのような理由があったと考えられることになるのでしょうか?

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英語におけるExtraとTerrestrialの具体的な意味とは?

まず、

こうしたE.T.(イーティー)という英語における造語は、The Extra-Terrestrial(ディ・エクストラ・テレストゥリアル)という言葉の省略形にあたる言葉であり、

それは、英語におけるextra(エクストラ)terrestrial(テレストゥリアル)という二つの単語が結びつくことによって新たに作られた言葉であると考えられることになります。

そして、こうした二つの単語のうちの後者であるterrestrial(テレストゥリアル)という単語は、英語において「地上の」「陸生の」「地球の」といった意味を表す形容詞であり、

例えば、

英語でterrestrial animal(テレストゥリアル・アニマル)と言えばそれは哺乳類や爬虫類といった「陸生動物」のことを意味することになりますし、

それと同様に、terrestrial plant(テレストゥリアル・プラント)と言えばそれは「陸生植物」のことを意味することになります。

そして、それに対して、

前者のextra(エクストラ)という言葉は、日本語においては「エキストラ」という形でカタカナ表記で書かれることが多い言葉であり、

日本語でエキストラといえば、それは映画やテレビなどにおいて通行人などのあまり重要ではない役を演じる臨時雇いの出演者のことを指し、

エキストラベッド(extra bedといえば、それはホテルなどの客室において定員以上のお客を泊める場合などに用意するもう一つの追加用のベッドのことを意味する言葉として用いられることになるように、

こうしたextra(エクストラ)という単語は、英語において「余分の」「臨時の」「追加の」といった意味を表す形容詞として用いられる言葉ということになるのです。

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もう一つの別な世界の地球のような星からやって来た人類の仲間としてのE.T.の具体的なイメージ

以上のように、

映画『E.T.に登場する知的生命体のことを意味する名称として用いられているE.T.すなわちExtra-Terrestrialという言葉は、

こうしたextra(エクストラ)terrestrial(テレストゥリアル)という英語における二つの単語のもともとの意味に基づくと、

それは、もう一つの新たに追加された地球のような星からやって来た知的生命体といった意味を表す言葉として捉えることができると考えられることになります。

そして、そういった意味では、

映画『E.T.においては、その物語の中で登場するこの地球の外の世界である宇宙からやってきた知的生命体の姿が、

われわれ地球人とは相容れない異質な存在であり、人類に対してどのような危害を加えてくる分からない得体の知れない怪物や、

理知的ではあるが感情を持たない冷徹な侵略者といった恐ろしいイメージとして捉えられることも多い一般的な意味における宇宙人のイメージで捉えられているわけではなく、

その姿形は地球人とは大きく異なっていても、宇宙旅行を可能とするような技術力や知性だけではなく、われわれ人類と心を通わせて互いに思いやることができるようなもう一つの別な世界の地球のような星からやって来たわれわれ人類の仲間といった非常に友好的なイメージで捉えられているという意味で、

あえて、こうしたE.T. すなわちExtra-Terrestrialという新たな表現が用いられているとも考えられることになるのです。

・・・

次回記事:E.T.とエイリアンの違いとは?二つの映画作品における異質性と同質性に基づく宇宙人観の違い

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