福袋の由来は?いつ頃どこで始まったの?外国にもあるの?

毎年、お正月の初売りで、たくさんの品物を詰めた「福袋」が、あちこちで販売されます。

福袋は、いつ頃、どこで始まったのでしょうか?
また、福袋は、外国にもあるのでしょうか?

福袋のあれこれ、調べてみました。

福袋の由来は?

そもそも、「福袋」とは、七福神の一柱(神様なので柱(はしら)と数えます)の大黒さま(食物や財福を司る神)、打ち出の小槌や米俵と一緒に抱えている大きな袋のことをいいます。

この袋には、幸運幸福などが入っているといわれ、大黒さまがやってくるとその袋から福を分け与えてくれるといわれています。

現代では、あらかじめ中にいろいろなものを入れておきお客様に選んでもらう袋のことを福袋といい、お正月に販売されるのが一般的です。

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福袋はいつ頃どこで始まったの?

では、今日のような福袋は、いつ頃、どこで始まったのでしょうか?

実は、福袋を最初に売り出した時代と場所についてはいろいろな説があります。

大丸説
江戸時代から福袋を販売していたそうです。中身は小切れ(裁断した後の残り布)を袋に詰めたものだったそうです。

松屋説
明治時代ですが、新築後初めての新年に、1袋2円で福袋を売り出していたとのことです。

その他にも、永楽園という御茶屋が大正時代に始めたという説や、仙台の初売りが江戸時代から行われていた、という説などがあります。

文献上では福袋はいつ頃からあったの?

「福袋」という言葉が、文献上初めて出てくるのは、1911年の『東京年中行事』(若月紫蘭)で、ここでの福袋は、開運札を入れる袋、を指していたので、現代の福袋ではありませんね。

現代のような意味で使われている福袋という言葉は、1936年の『福袋と芳子さん』という童話の中に確認できるということです。

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福袋は外国にもあるの?

ところで、日本の「福袋」、外国にも広まっているのをご存知ですか?

アップル社が、2004年の正月に日本の銀座店で福袋を販売したところ、好評であったため、本国のアメリカでも、新規に旗艦店をオープンする時には、福袋を「ラッキーバッグ」 という名前で販売するようになりました(「ミステリーバッグ」ともいわれるようです)。

また、2005年から、ハワイアラモアナセンター(ホノルルにあるショッピングモール)で、正月に福袋を販売しているそうです。

まとめ

「福袋」は、大黒さまが抱えている大きな袋のことをいい、現代では、あらかじめ中にいろいろなものを入れておき、お客様に選んでもらう袋のことを福袋というようになりました。

「福袋」という言葉が、文献上初めて出てくるのは、1911年ですが、現代のような意味での福袋は、1936年の『福袋と芳子さん』という童話の中に確認できるということです。

日本の福袋を、アップル社がアメリカでも始めたそうです。

 

シリーズ「福袋」 INDEX
① 福袋の由来は?いつ頃どこで始まったの?外国にもあるの?
② 絶対に失敗しない福袋の選び方とは?
③ 福袋をなぜ買うの?なぜ買わないの?その理由は?
④ 買って後悔しない食品系の福袋ってどんな福袋なの?

 

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