属性・性格タイプ別の心理的傾向から見たじゃんけんで一番出しやすい初手は?

じゃんけんの初手で、対戦相手がどの手を出しやすいのか?という問題を、
対戦相手の属性・性格タイプごとの心理的傾向から推測してみようということですが、

まずは、じゃんけんのそれぞれの手について、

どのような性格・属性・心理的状態の人がその手を出しやすいのか、

直感的に連想していきましょう。

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グーを出しやすい人とパーを出しやすい人の性格イメージとは?

そうすると、

グーは、肩や手にグーッと力が入っている状態なので、
緊張、怒り、イライラといった心理的状態

そして、さらには、

意志が強い、真っ直ぐで率直、頑固
といった性格イメージにつながってくると思います。

それに対して、対極にあるパーの方は、
手の力がフワッと抜けていて、リラックスしているというイメージになるので、

性格についても、グーの反対で、

穏やか、大雑把、寛容で器が大きい、社交的
といった性格イメージが対応してくるでしょう。

また、属性としては、

例えば、体育会系の人は、体を動かし、目標に向けてひたむきにトレーニングするなかで、意志の強さ率直さが育つと同時に、快活で外向的にもなり、
団体行動に慣れるなかで、社交性も身につきやすい傾向にあるので、
グーとパーに該当する性質を同じくらい身につけやすいと言えるでしょう。

同じ体育会系でも、普段から、練習で繰り返し行っている動作は、
無意識的な体の動きの癖として、じゃんけんの動作でも自然に出てきやすいので、

例えば、空手や拳法系の部活や習い事をしている人は、正拳突きなどの動きにつながるグーの形を出しやすく

柔道やレスリングなどのグラップラー(組み技)系の動きに慣れている人は、手は開いているのが基本姿勢になるので、パーを出しやすい

といった類推も、ある程度成り立つと思われます。

チョキを出しやすい人の性格イメージとは?

次に、チョキを出しやすい人はどのような性格なのかということですが、

チョキは、手の形としてグーとパーの中間、

つまり、グーのように緊張しきってもいないが、パーほど弛緩しているわけでもない、緊張と弛緩の中間、性格で言うと、頑固と柔和の間ということになるので、
とりあえず、

どっちつかず、きまぐれ

ストーレートに言ってしまえば、ただ普通、ニュートラル

といったイメージになってしまいます。

また、頑固でもおおらかでもなく、どちらか一方に単純に分類できない性質ということにもなるので、チョキを選ぶ人は複雑な性格なのだろうといった発想から、

チョキを選ぶ人は、策略家、思慮深い、冷静、クール

あるいは、どっちつかずということは、逆に言えば、周りの意見に合わせて行動する傾向があるということなので、協調的

といったイメージと結びつけて捉える向きもあるようです。

チョキの指の形と囲碁や将棋の所作の美しさの関係は?

以上のように、
チョキのイメージは、グーやパーと比べて、直感的には少し捉えにくいところがありますが、

チョキの手の形の由来から考えると、チョキのイメージの別の側面が見えてきます。

現在のチョキの手の形は、人差し指と中指を真っ直ぐに伸ばし、残りの三本の指を握る女チョキ」と呼ばれる形が定型となっていますが、

もともとは、人差し指と親指の伸ばして残りの三本を握る男チョキ」という形がじゃんけんのチョキの原型だったと言われています。

なぜ、
人差し指と親指の伸ばすのが「男」で、
人差し指と中指を伸ばすのが「女」なのか、

という理由については、はっきりとした定説はないようですが、

人差し指と親指を立てる「男チョキ」は、拳銃のようなイメージがあるので、どちらかというと暴力的で男っぽいイメージがあるのに対して、

人差し指と長指を真っ直ぐに伸ばす「女チョキ」の方が、
指の形として美しく上品な印象があるということは言えるかもしれません。

囲碁や将棋などにおいても、
人差し指と長指の二本の指だけを伸ばすようにして、石や駒を挟んで手を指す所作があり、

その一連の動作は、長く棋道を嗜んだ人でなければ、自然に滑らかに行うことはできない、
指の非常に器用で細やかな操作性を要求される、日本の伝統的な所作の型の一つと言えるでしょう

碁では石を碁盤に打ち据えるときの、将棋では駒をつまんで盤上に置くときの、
ピシッとした所作と、まっすぐに伸びてしなる指の形の表現は、
碁を打ち、将棋を指す者の、礼儀作法であると同時に、
一つの文化的な美の形式であると言ってもいいように思います。

このように、囲碁や将棋の所作の美しさにもあらわれているように、

「女チョキ」のような、人差し指と中指だけを真っ直ぐに伸ばす動きには、
指の複雑な操作が求められると同時に、繊細な美も表現されていると言えるのです。

つまり、「女チョキ」の指の形は、
人間の器用さと卓越性を高度に示している形であり、
そこに、形としての美と繊細さも表現されている、と捉えることもできるということです。

また、この指の操作の器用さ、複雑さという観点から考えると、

人間以外の動物や、まだ指をうまく動かせない赤ちゃん幼児にとっては、
グーやパーの形に手を開いたり閉じたりすることはできても、
三本は握って二本は開くという複雑なチョキの形、特に、
人差し指と中指を伸ばす「女チョキの形はつくることができない、と考えられます。

そうすると、子供の場合、
グーやパーだけでなく、チョキの形をきれいに作れるようになったということは、

自分が不器用な幼児の段階を卒業して、
こんなに指を器用に使えるようになったんだよ」と、
大人や対戦相手の他の子供にアピールしたいという気持ちにもつながるので、

子供はじゃんけんであえて、複雑なチョキの形をつくりたがる傾向があると考えることもできるでしょう。

逆に、子供と言っても、手でチョキの形をつくるのにまだ苦労するくらい小さな子供、幼児などの場合は、
必然的に、つくりすいグーやパーの形を出してしまうことになりますが、

そのくらい小さな子供相手に、じゃんけんで勝とうとむきになって本気を出すのも大人気ないというものなので、
むしろ、わざと負けてあげて喜ばせてあげるくらいの気持ちで、優しく一緒に遊んであげるのがよいでしょう。

以上のことを考慮に入れると、

チョキを出しやすい人の性質として、さらに、

繊細、審美的、器用、女性的、子供または子供っぽい

といった性質を加えることができると考えられます。

性格・属性・心理状態とじゃんけんで出しやすい初手の対応表とは?

以上の分析と考察を踏まえて、

対戦相手の性格・属性・心理状態と、じゃんけんの初手で出しやすい手の対応関係を分類して表にまとめると、以下のようになります。

性格・属性・心理状態とじゃんけんで出しやすい初手との対応関係
初手でグーを出しやすい人の性質

性格:意志が強い、素直で一途、頑固、怒りっぽい

属性:スポーツ系、空手や拳法、筋骨型

心理状態:緊張、怒っている、イライラしている

初手でチョキを出しやすい人の性質

性格:繊細、審美的、思慮深い、理屈屋、控えめで協調的

属性:文化系、子供または子供っぽい、女性的、手先が器用、痩せ型

心理状態:(特になし)

初手でパーを出しやすい人の性質

性格:穏やか、寛容で器が大きい、大雑把、社交的

属性:スポーツ系、柔道やレスリング、ふくよか

心理状態:リラックス、にこやか、眠いまたは酔っぱらっている

この表で、
チョキに該当する心理状態の欄が“(特になし)”となっているのは、
心理状態としては、チョキは、緊張のグーと弛緩のパーの中間に位置し、
いわば、ニュートラル、どちらの心理状態にも偏っていない状態ということになるので、あまり特筆して記述する心理状態がないからですが、

その分、チョキについては、性格や属性の項目を少し多めに列挙して、
各じゃんけんの手に分類される性質の総数は、すべて同数になるように、
それぞれの手に対応する性質の個数はすべて10個に揃えてあります。

それぞれの手に分類される性質の総数をすべて同数に揃えるのは、
一つの手に分類されている性質数が、他の手に分類されている性質数より多いと、
対戦相手に該当する性質を数え上げてどの手を出しやすいのか判別するときに、
分類されている性質数が多い手が出しやすい手と判断されてしまいやすい傾向が生じる偏りを防ぐためです。

また、属性のところに加えた体形の分類については、
クレッチマーの性格類型を参考にして分類しています。

ドイツの精神医学者エルンスト・クレッチマーは、
気質を、人間の人格・性格を形成する核となる部分と捉えたうえで、
その気質と体型の関係は、以下の3つの類型で捉えることができると考えました。

クレッチマーの3つの性格類型
痩せ型=分裂気質、静か、控えめ、真面目

肥満型=躁うつ気質、社交的、親切、温厚

筋骨型=粘着気質、几帳面、頑固、興奮しやすい

そして、前掲した表と照らし合わせて、対戦相手の性質を数え上げていき、
分類される性質が一番多く該当した手が、
その人がじゃんけんの初手で一番出しやすい手
と推測されることになります。

例えば、対戦相手を観察して、

社交的で、意志ははっきりしていて強い方で、少し頑固スポーツ系空手をやっていて、痩せ型で、女性的、今の心理状態はリラックスしている感じ、

という印象を受けたならば、

グーに該当する性質は、意志が強い頑固スポーツ系空手4つ
チョキに該当する性質は、痩せ型女性的2つ
パーに該当する性質は、社交的スポーツ系リラックス3つ

となるので、この対戦相手は、
初手にグーを出しやすい傾向があるのではないか、と判別できるわけです。

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じゃんけんの初手理論の結論は?

最後に、今回の「対戦相手の性格・属性・心理状態ごとの心理的傾向から見た初手で出しやすい手の分析」に、

「最初はグーじゃんけんでは、初手にグーかチョキのいずれかを出すのが有利」という結論になった、前回の最初はグーじゃんけんの分析を加えると、

以下のような手順で、初手で出す手を決め、じゃんけんを始めていくと、
じゃんけんの初手での勝率が一番高くなると考えられます。

① 対戦相手の性格・属性・心理状態などを観察して、
前述した、じゃんけんの初手で出しやすい手との対応関係などから、
相手が初手にどの手を出しやすいタイプなのか予め推測しておく。

② a:相手が初手にグーかチョキを出しやすいタイプだと思ったら、
「最初はグーじゃんけん」の初手でこちらはグーを出すと決めておく

対戦相手の心理傾向の分析からだけで考えた場合、
相手が初手グーを出しやすいタイプだと思ったら、こちらは初手パーを出せばいいという結論になりますが、
最初はグーじゃんけんの分析では、
初手はグーかチョキのいずれかが有利という結論になっているので、
心理傾向の分析が当たってしまった場合に負けてしまうチョキは避けたうえで、
最初はグーじゃんけんの分析結果も考慮して、
有利な初手の残りである、初手グーを選択するのが最善の選択と考えられます。

② b:相手が初手にパーを出しやすいタイプだと思ったら、
「最初はグーじゃんけん」の初手でこちらはチョキを出すと決めておく

③ 「最初はグーという掛け声で、手を出すリズムを合わせるようにして、
なるべく自然に、かつ、速やかにじゃんけんを始める。

自然で速やかに勝負を始めることで、
相手が出す手を無意識的に選択させやすくなり、
「最初はグーじゃんけん」によるバイアスもよりかかりやすく
個人の性質にそった自然な手の選択も促されやすくなると考えられます。

以上が、このじゃんけんシリーズ全体を通して考えてきた、

じゃんけんにはどのような戦略で臨み、
初手には何を出すのが一番勝率が高いのか?

という、じゃんけんの初手問題についての結論となります。

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