豆まきの正しいやり方は?落花生の豆まきってありですか?

節分の日は、大寒の最後の日にあたるため、冬の寒さはこの日がまさにピークです。

節分の日といえば、昔は、街のあちこちで「福は内、鬼は外」という掛け声が聞こえ、
豆まきをする家庭が多かったのですが、
最近は、豆まきをする声を聞くことは少なくなりましたね。

今回は、現代の豆まき事情を調べてみました。

スポンサーリンク

豆まきの正しいやり方ってどうやるの?

豆まきをおこなうのは、です。
なぜなら、鬼は、昼間は姿を隠しているからです。

そういえば、NHKの「みんなのうた」の中に、『泣いた赤おに』というのがあって、
赤おにが石段を積み上げるのも夜の間でしたね・・・

一般的に、節分の日の正しい豆まきのやり方とされているのは、次の通りです。

① 家の窓や戸を全部開けます。

② 一つの窓または戸に向かい、「鬼はーそとー!」と大きな声で掛け声をかけて、
家の中から外に向かって豆を投げます。

③ その窓や戸をすぐに閉めます。

④ 家の中の方に向き直り、「福はーうちー!」といって、
家の中に向かって豆を投げます。

⑤ 次の窓や戸に移動します。

あとは、②からの繰り返しで、家の全部の窓や戸について済めば、それで終わりです。

その後は、まいた豆を拾い集めて、年の数(数え年)だけ豆を食べます。

豆まきをする家がだんだん少なくなってきたのはなぜ?

現代では、昔のような豆まきのやり方をするのが難しくなってきています。
考え方が少しずつ変わってきたんですね。

おもな理由は、次のようなものです。

近所の人に(夜、大声を出して)迷惑をかけてはいけない、
食べ物を(外に投げ捨てるなんて)粗末に扱ってはいけない、
落ちている(外に投げ捨てた)ものを拾って食べてはいけない、
汚くなった(落ちてホコリまみれになった)食べ物は食べてはいけない・・・

うーーむ! そう言われてみると、確かにそうですね。

それに、住宅事情も変わってきました。

周りに隣家がない一軒家なら問題はないんでしょうが、
特に、都会の住宅密集市街地では、
窓の外って、たいていはお隣のお家か道路ですから。

お隣の家との間に豆をまき散らしてしまうと、後で拾い集めるのが大変ですし、
道路だと、時々通るに気をつけながら豆を拾うのが大変です。
しかもですから。

マンションだと、窓かベランダにまくことになるでしょうか。
2階以上の部屋ですと、の外にまいた豆は下に落ちて、下の階の人の迷惑になりますし、
ベランダにまくとしても、まいた豆がベランダからはみ出て下へ落ちていかないよう気をつけなければいけないし、

第一、「鬼はーそとー!」と掛け声は大きく、まく手の動きは小さく、というのは、
非常に難しくて、欲求不満になりそうですね。

そうすると、あとは玄関先にまくしかないですかね。

外にまいた豆を一つ残らず拾い集めるというのは難しいし、
残った豆をハトカラスが食べに集まってきたりすると、近所から苦情が出るかもしれないし・・・

それで、だんだんと、豆まきをする家庭が少なくなってきたんですね。

スポンサーリンク

落花生で豆まきをするのってありですか?

最近では、落花生で豆まきをするというのが少しずつ広まってきています。

もともと、北海道東北北陸方面では、古くから、落花生で豆まきをするというのが主流なんだそうです。

落花生だと、まいた後、拾いやすいですよね。大きいですから見つけやすいです。
それに、殻付きですから、食べるときに剥いて食べれば汚くないですね。

保育園幼稚園小学校で節分の日に豆まきをする時は、たいていは落花生を使っていますね。
子供たちも、炒った大豆よりは落花生の方が好きなようです。
(アレルギーだけは気を付けなければいけませんが)

スーパーでは、小さなパック入りのピーナッツが売られています。
それを使うのも便利かもしれません。
拾いやすいし、食べやすい。
ちょっと味気ない気はしますけど。

ピーナッツがありなら、チョコレートもありかも!

実際に、炒った豆を投げた後、家の中にチョコレートを、
さらには、ティッシュにくるんだ小銭を投げていた、というご家庭もあるそうです。

子供たちが必死に拾いまくる光景が目に浮かびそうですね。

今年の節分の日の豆まき、お宅はどうします?

まとめ

節分の日の正しい豆まきのやり方は、
家の窓や戸を開け、「鬼はーそとー!」と掛け声をかけて、外に向かって豆を投げます。
すぐに窓や戸を閉め、「福はーうちー!」といって、家の中に向かって豆を投げます。
これを繰り返します。

その後は、まいた豆を拾い集めて、年の数(数え年)だけ豆を食べます。

現代では、考え方や住宅事情が少しずつ変わってきて、豆まきをする家庭が少なくなってきました。

最近では、落花生で豆まきをするというのが少しずつ広まってきています。
保育園や幼稚園や小学校での豆まきは、たいていは落花生を使っています。

 

シリーズ「節分の日の豆まき」 INDEX
① 節分の日になぜ豆まきをするの?炒った豆でないとだめなの?
② 豆まきの正しいやり方は?落花生の豆まきってありですか?

 

スポンサーリンク
サブコンテンツ

このページの先頭へ